波乱馬上恋愛★
「クラスの奴も、すっげぇ心配してたぜ?好かれてなきゃあ、
心配だってされねぇよ」

クラスのみんなまで?

でも、でもあいつは…

「きっと楓も」

あたしはばっと顔を上げると

駿君は優しく微笑んだ。

「今、楓のこと考えてたでしょ?」

…楓、会いたいよっ、、

「俺の気持ち、言えるの最後かもしれないから言っとく」

顔をそっと近づける

「好きだよ、ひかり。どんなひかりでも、
俺は大好き」

どんどん近づいてくる顔に、あたしは少し
顔を後ろに下げたが
 
「最後だから…」

そう言う駿君の声が寂しそうで、

あたしはキスをうけとめた。
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