波乱馬上恋愛★
そういうことか…

「タオル首に巻くし、見えねぇよ」

そっか、それならいっか。

「後ろ向いてて!!」

「へいよ~」

服を脱いだのはいいものの、タオルがうまく首に巻けない

「楓、ちょっとやって」

「なんだ、襲ってほしいのか?」

「やってって、意味が違うし!首にタオル巻いて!」

「つまんねぇの」

楓はあたしの後ろから腕を回し、タオルを巻く

「よし、やるかっ」

箱を取り出し、支度をする楓

「お前、髪伸びたな」

あたしの髪を触りながら言う

そして作業を始める

「うしっ、後はシャワーで流すだけ!」

「って、だったら最初っから洗面所でやればよかったのに!」

だな、なんて言って笑っている

「じゃあ移動するか」

「この格好で?!」

下は制服のスカート。

上は裸で首にタオルを巻いているおかげで胸は見えない

「別にいいじゃん」

「お父さんたちに出くわしたらどうすんの?!」

「んな偶然ねぇよ、行くぞ」

そんな偶然、あっちゃったんですよね~
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