波乱馬上恋愛★
ギシッ

ベッドがきしむ。

「じゃぁ何してもらおうかなぁ。」

向側にいるはずの楓の声が耳元でする。

気付いたときには、時遅し。

後ろからいきなり抱き締められ、胸を触られる。

「見ないって言ったじゃん!」

「あぁ、言ったよ?俺見てねぇじゃん。」

うっ、確かに…
って、そういう問題じゃない!

「んっ、やめっ、、」

楓は尚も触り続ける。
激しくしたり、優しくしたり、、

あたし絶対遊ばれてる!

「なんでも言うこと聞くんだろ?言ったことはちゃんと守れよ。」

…確かに言いましたよ?でもこういう事じゃない!

「やめてっ、てば」

ベッドに倒される。

「うるせぇなぁ。喋れねぇようにしてやろうか?」

「んっっ!」

唇を強く押さえられる。楓の口に付いているピアスがあたり、ひんやりと冷たさを感じる。

キスをしながら楓はあたしの目を見て意地悪そうに笑う。

楓の手がだんだん下に伸びてきて、、

「イヤー!!!!」

あたしはありえないくらいの奇声を発した。

すぐに手で口を押さえられる。

もう片方の手で耳を塞ぐ。
「あっりえねぇ、猿か、お前はっ。」

あたしは楓の手を引き剥がす。

「楓が変なことするからでしょ!」

「まっ、今日はここまでにしといてやるよ。続きはまた今度な。」

「続きなんてありませんから!」

触られた、触られた、触られた!!

「まだ乾いてねぇし。」

こいつ…

「呪ってやる!」

「ご勝手に。」
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