波乱馬上恋愛★
「唇も切れてんじゃん」

「なんてことねぇって。あっキスしてくれれば直るよ?」

「ばか言うな。唇は薬塗ればいっか」

ほっぺにはキティちゃんの絆創膏をつける

「氷で冷やしといて」

袋に入れた氷を渡す。

あれ??キティちゃんの絆創膏…

前にも貼ってあげた

桜の木下で…

「あぁ-!!!!!」

「うおっ、なんだよ、いきなり」

あの日出会った男の子…

あれってもみじ君??

「もみじ君ってさ、あたしに会ったことある??」

「…さぁな。どうでしょう?」

なんて曖昧な答え。はっきりさせたいのに

「まぁ、、いいや。ちゃんと冷やしなよ」

袋から氷を出して食べている

「食べるために渡したんじゃないから!!」


< 82 / 177 >

この作品をシェア

pagetop