慎が病院に見舞いに来てくれた。


気まずくて、何も…話すことが出来ない。




『ごめんな…俺…夏にひどいこと…』

『いいよ。どうせ私は…』

『でも、』


夏の話をさえぎった。


『俺は、……』


ガラッッ


『ハハハハハッッ』


聞いたことのある笑い声。

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