ベンチに積もったキレイな雪をどけて、2人で座った。

春のぬくもりを感じた。

すごく寒い。

でも、すごく温かい。







それは2人だったから、そう思えたんだね。







『夏…好きだよ。。。』

『私も…春…大好き』

『俺の方が好きだ。』

『私のほうが好き!!』





見合わせて笑った。



そんな幸せな日々は長く続くはずもなかった。

次の日…夏にとって悲劇が訪れる。
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