チョコレートコスモスⅠ
彼は時計を見た。
そして立ち上がり、
上着のポケットに手を入れた。
もう、二度と彼には会えなくなる。
「春菜、今までありがとう。愛してる」
そう言って彼は私の前から消えた。
私はどうすることも出来なかった。
ただ、心の中から溢れ出す感情と
一番大切なものを手放してしまった
悲しみの涙を
必死で耐えることぐらいしか………
そして立ち上がり、
上着のポケットに手を入れた。
もう、二度と彼には会えなくなる。
「春菜、今までありがとう。愛してる」
そう言って彼は私の前から消えた。
私はどうすることも出来なかった。
ただ、心の中から溢れ出す感情と
一番大切なものを手放してしまった
悲しみの涙を
必死で耐えることぐらいしか………