たった ひとつの 恋
。゜:* 戸惑い *.‥゜

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広海達とはもう何ヶ月も会っていない。4月に4回生になった大輔先輩は就職活動と卒業製作に追われ、広海はお母さんが経営している会社の営業に転職したと、礼から聞いた。礼自身も春くんから聞いたり、広海と電話で話して知ったらしい。
私達も3年生になり、進学か就職かの決断を出すときがきていた。私は美術短大に、礼は春くんと同じ芸大に進学を希望していて、亜季と実久は就職を希望していた。

たった18歳で、将来の第一歩を決めなきゃいけないなんて…

進路指導の度に溜め息が出た。




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