〜深愛〜届かぬ手紙〜
小西は私の必死な勢いに
負けたのか、
クチを開いた…。




『じゃあ〜、
ひとつだけ…』



『うん何?
何でも言って』



小西はじっと
私の目を見つめ言った…



『……俺と…、
結婚してくれないか?』












『えっ』









頭の中が
真っ白だった…









『その答えに
YES が欲しい…。
俺が今1番欲しいのは
その YES だ』







…涙が、止まらなかった…







小西の顔に浮かぶ笑みを
見つめていたいのに…
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