〜深愛〜届かぬ手紙〜
母が出迎えてくれた…


『こんにちは』


『いらっしゃい
さっ、お父さん、
待ってるからっ』




私達がリビングへ向かうと、父は椅子から立ち上がった…



『初めてまして、
小西タケルと言います』


そう言って小西は
父に一礼をした……。




緊張が走る…






『やぁ、君が小西君かぁさぁ、そんな所にいないで、こっちに来て座りなさい』



父は思ったより
穏やかな表情をしていた…



私達が父の前に座ると、
お茶を運んで来た母も
席に着いた…。
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