〜深愛〜届かぬ手紙〜
母は
少しもったいぶった様に笑い

『…ぅうん
何でもない』



と、鍋を火にかけた…





いったい何の事だろぅ…

母は何を言いかけたのか
私には、さっぱり分からなかった…



やっぱり気になり、もう一度、母に尋ねようとしたが、母は答えてはくれなかった。
















今、思えば…
あれは母が、私にくれた
〜サイン〜
だったのかもしれない…
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