〜深愛〜届かぬ手紙〜
私と小西はよく
あの公園のブランコで
ヒソヒソ話をしていたと言う…




そして、
夏の終わり頃…
お母さんは母に次の年に引越す事になったと話した…


小西の両親は、
前々から、お兄ちゃんが中学校へ上がるのと、小西が小学校へ上がる時期が重なる事を計算し、アパートの近くで…と思っていたが、なかなか思う様な所が見つからず、距離的には、さほど離れる訳ではなかったが隣町に家を買ったのだ…




いずれ…、
別々の小学校に行く事になるのを、理解していない私達が無邪気にはしゃぐ姿はとても胸が熱くなったと、母達は語った…
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