〜深愛〜届かぬ手紙〜
『…ここ、
タケルの部屋なの…』
私は、初めて入る小西の部屋に、少し胸が騒いだ…
ただ立ち尽くす私に、
お母さんは壁を指さした…
『あれね、
幼稚園の時、リナちゃんがタケルに描いてくれたのここに引越してから、ずぅ〜と貼ってある』
そこには、
結婚式を思わせる様な
男の子と女の子が
描かれてあり、
「たーくん」「りな」
と書いてあった…
真っ白な画用紙に
描かれたであろう
その絵は色褪せ、
当時、
まだ小さかった小西の
身長に合わせたと思われる高さに貼られてあった…
『あの子、
ずっとあの絵を剥がさなかったわぁ…
ちょうど、中学校に上がった頃かなぁ〜?
お友達が遊びに来て、あの絵をからかわれて…
顔を真っ赤にして
怒った事があってね』
タケルの部屋なの…』
私は、初めて入る小西の部屋に、少し胸が騒いだ…
ただ立ち尽くす私に、
お母さんは壁を指さした…
『あれね、
幼稚園の時、リナちゃんがタケルに描いてくれたのここに引越してから、ずぅ〜と貼ってある』
そこには、
結婚式を思わせる様な
男の子と女の子が
描かれてあり、
「たーくん」「りな」
と書いてあった…
真っ白な画用紙に
描かれたであろう
その絵は色褪せ、
当時、
まだ小さかった小西の
身長に合わせたと思われる高さに貼られてあった…
『あの子、
ずっとあの絵を剥がさなかったわぁ…
ちょうど、中学校に上がった頃かなぁ〜?
お友達が遊びに来て、あの絵をからかわれて…
顔を真っ赤にして
怒った事があってね』