〜深愛〜届かぬ手紙〜
『ばかじゃないの
…気をつけてねっ』




恥ずかしさのあまり
勢いでドアを開け
素早く車を降りた。




『またなっ』



笑いながら言う小西の
……またな……




ドアを閉めたら
行ってしまう






……またな……



信じて、
力強くドアを閉めた。



バタンッ




プップッ


と2回
クラクションを鳴らし
小西は行ってしまった。






これが、
小西と私の
最初のデートだった…。
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