〜深愛〜届かぬ手紙〜
私は髪型を整え、
スエットを脱ぎ着替えた。


化粧をしようとした瞬間…


ピピピピピピッ



携帯が鳴り、ショートメールが入った。



−ブランコ−


小西だ。



ブランコ?




小西はブランコにいる!




慌てて階段を駆け降りると玄関のドアを勢いよく開け
私は必死で走った。

何故だか分からない。
ただ公園までを無心で走った。





入り口に着くと
ブランコに揺れる小西を見つけた。




私は、
ゆっくり歩き出した。
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