〜深愛〜届かぬ手紙〜
小西が私に気付き
揺れるブランコを止めた。



ブランコの策をまたぐと、


『気が向いた?』


と問う小西…。


私は何かを察した。



『何かあったの?』



『座れよ』


私はそっと
隣のブランコに座った。



『来てくれると思ったよ』

そう言って
小西はまたブランコを揺らし出した。



私も小西に合わせる様に
ブランコを揺らし出し、


『どっから沸いて来るのその自信』


どことなく、
いつもより柔らかい口調になった。


会えた事で
ホッとしたのかもしれない。




『スッピンじゃん
お前、もしかして、
すぐぶっ飛んで来たの』



図星だった



『何言ってんのそんな訳ないじゃんちょっと、外の空気でも吸おうかと思っただけだからっ』




バレバレかなぁ〜。





ニャっと笑う小西…。
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