〜深愛〜届かぬ手紙〜
気が付くと、
窓の外は真っ暗になっていた。



『リ〜ナ〜ご飯はぁ』

階段の下から聞こえる
母の声に
グッと体を起こし部屋を出た。




台所へ入り、
テーブルにつくと

『あ〜らっあんた泣いたのぉ失恋でもしたぁ』
母の声に
ハッとなり、食器棚のガラスに写る自分の顔を見た。


マブタが腫れている…。





パッと席を立った。



『どうしたのリナ』



『お母さん、アタシ
ちょっと出てくる』


『えっ?今からご飯どうするの』




私は
何の根拠もなかったけれど
小西がまだ
公園にいる様な気がして
ならなかった。




だから…












……走った……
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