〜深愛〜届かぬ手紙〜
そんな思いを抱きながら
私は家へと向かった…








『おかえり…』




今、
私が1番
…聞きたかった声…





『小西』



家の前で
今、私が1番
聞きたかったその声を
くれたのは


他の誰でもなぃ

小西だった。






『お前さぁ、
もっと…信じろよ。
俺ら、何があったって
ちゃんと繋がってっから』


『小西…?』




『お前が何処に行ったって、俺は必ずお前を見つける』


『えっ?』



『どんなに遠回りしたって、俺は必ずお前を守る。』



小西の
こんな真剣な顔を見たのは初めてだった。





小西が私の前に立った…




『リナ…。やっと会えたんだ…。』


そう言って
ギュッと抱きしめられた。





『…ありがとう
見つけてくれて…』



私は初めて
素直な気持ちを
クチにした。
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