〜深愛〜届かぬ手紙〜
『…えっ』





小西は電気を探し当て、
階段を上がると、
ドアが開けっぱなしになったままの私の部屋へと入った…



私は恥ずかしくて
少し不機嫌に言った


『ジロジロ見ないでよっ悪趣味だよっ』



脱ぎっぱなしの
パジャマを拾いながら
パッと小西を見ると

私は動きを止めた…



『…小西…?』








私には
小西の目に、少し潤むモノが見えた様な気がした…
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