〜深愛〜届かぬ手紙〜

2004/7月

あれから…



まるで何もなかったかの様に私は一時の気持ちを封印した。



カスミは毎日の様に小西の話で持ち切りだった。


週に2、3回は会っているとゆうが、付き合うまではいたらない関係だと…。


でも私はカスミの気持ちはじゅうぶん分かっていた。



心から応援しようと思っていた。






そんな矢先…




カスミは突然
こんな事を言ってきた。






『ねぇ、リナァ〜、
アタシ、実はさぁ…、
最近、気になる人できちゃってぇ』




『えっ小西じゃなくて、他にって事』

カスミは言いにくそうに話始めた…。




どうも出会いはナンパらしく、出会ってすぐ意気投合した二人は同棲の約束までしてしまったと言うのだ。



『小西はどうするの』

私は1番に聞いた。

『タケルの事は好きだけど、この先どうのって事はナイと思うんだぁってか、今の人すごく優しくて超スキなんだっ幸せ過ぎて怖いくらい』


そう言ってプリクラを見せてくれた。


確かに幸せそうだった…。
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