〜深愛〜届かぬ手紙〜
次の日…


私は小西を驚かせようと
内緒で小西のマンションへ向かった…



自然と笑みが零れてしまう程…私は乙女になっていた



マンションに着くと
駐車場には
小西の車が無かった…



『ん…まだ帰ってないんだぁ…』


思わず独り言…




小西の部屋の前で
私はドアによしかかる様にしゃがみ込んだ…




pm6:50




ちょっと早かったかなぁ〜




私は今か今かと
小西の帰りを待った…



2月の夜…
チョコを抱える手が
かじかむ…



慌てて来たから
手袋…わすれちゃたなぁ



ハァと自分の息を吹き掛け指先を暖めた…




pm8:50




全身が冷え切っていた…






驚かせたいが一心で
小西の携帯を鳴らす事は無かった…
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