〜深愛〜届かぬ手紙〜
冷えきった体を
温める事なく、
私はベッドへと沈んだ…






翌朝、
熱が上がり
私は会社を休んだ…





もし…、
今日も小西からの連絡が来なかったら…と、



私は怖かった…



鳴らないかもしれないなら知りたくなぃ…



私は
そっと携帯の電源を切った








私はただ、
今は小西の事を考えない様にと…ひたすら眠った…





pm5:37



『リナ…入るわよ』

コンコンとノックとともに母が部屋に入る



『どぅ…具合』



『…ぅんまだ少しダルイょ…』



母は私の頬を
そっと撫でた…




『今ね…』



『…何?お母さん』



『…今ぁ…、
小西さんて子が来てる…』




『…えっ…』



熱くほてった体が
震えた…



『どうする…?』




母は今朝、
なかなか起きて来ない私を心配して部屋まで見に来た


着替えもせず…
コートを羽織ったまま
ベッドで眠る私の様子に
何かを感じていたんだろう…
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