〜深愛〜届かぬ手紙〜
私は
小西の携帯を鳴らした…



…3回目のコール…



『…………。』



小西は
何もしゃべらない…



『…小西?』

戸惑いながらも小西の名前を呼んだ…




『リナ…、
お前…、また1人で泣いたの?』


優しい声…



…私は、怒鳴られるかと思っていた…




『…ごめん…。』



…その言葉しか、
出てこなかった…。



『なんで
謝るの?リナ、何か
俺に謝る様な事した』

えっだって…



『…だってアタシ
小西とちゃんと向き合おうとさえ…』



『…チョコ、くれたじゃん』



『えっ…。』



『…あれがお前の本心だろっ』




一瞬にして頬が染まる…
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