『法律探偵事務所』事件fileⅡ -死者復活-




「やはり、そうなりますよね…」



私は、少し安心した。
あれが本当の兄の姿ではなくて。
ただ疑問は、深まるばかりだった。




「証拠はまだ無いからさ、元気出して?」



宏美さんは、私に言った。
小さく頷いて、ふと思い出したことがあった。



「あの、皆さんの見解でいいんですけど、催眠で殺人は可能ですか?」



「「「え?」」」



3人とも、ポカンと口をあけた。
確かに、催眠で殺人なんて普通は、思わない。




「え…でもさ、催眠とはいえ自分が望まないことは、出来ないわよ」












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