Ⅰ.二日間の彼女



「…なっ……!」


あたしは勿論、感情が顔に出る性格なので


「ん?どした?
赤ぇけど。」


本気で心配しているのか、あたしの顔を覗き込む。



「な、何でもありません。」


「…ん、なら良いんだけど。」




そう言って、また仲間の輪に入っていく。



…男の子は無事に親元へ届けられた後の話。







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