Ⅰ.二日間の彼女
『今日の牡羊座の運勢は…
ざんねーん!最下位です』
今日のお天気アナウンサーが、ブリブリしながら、あたしの運勢が最下位だの何だのと言ってたのを思い出す。
「はぁ、何か最悪。」
HR後、あたしは居残りして課題を終わらせようと思い、今に至る。
「…憂鬱」
『憂鬱なの?』
「そ、だって…って
……えっ?!」
何処からともなく聞こえた声。
その声の方を振り返る。
あたしは、自分の目を疑った。
「な、何で………?」