Ⅰ.二日間の彼女



「はぁ?合コンとかいうやつなら行かないんだけど。」



「…合コン?」



「…じゃなかったら何よ。」




目を丸くして、今にも吹き出しそうな康介にイラッとして口調を強めた。



「クスッ、良いから来いって。」



康介は自分の自転車を出しながら早く、と亜美を急かす。




「どこ行くつもりよ」



ぶつくさ文句を吐きながらも、康介について行こうとしてる自分が憎い。







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