Ⅰ.二日間の彼女
「いいじゃない。
アンタ、このエスカレーター式の高校部には行かないんだろ?」
「はい。」
高校部はかなり荒れてる。
そんな荒れた高校部に行くよりは、ちゃんとした私立校に行きたいと思ったから。
「まぁ落ちても、毎日俺が居れば楽しいだろ?」
そう意地悪く笑う先輩。
ほら、とあたしを軽々抱き上げて自転車の荷台に乗せた。
「せせ、先輩?!」
「いーから。俺に任せて拉致られろ。」
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