Ⅰ.二日間の彼女



「先輩、何ででしょうね?」




あたしは軽く上目遣いで先輩を見る。


じゃないと、先輩の背が高くてハッキリと顔を見れない。





「何が?」


「昔から一緒に居るみたいな感覚するんで…。」




あぁ、と先輩は笑って…










「俺らは"運命"だったのかもな。」






出会うコトを定められ、互いに自然と惹かれてゆく。



先輩の存在からは、運命と呼ぶに相応しい温もりを感じる。










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