Ⅰ.二日間の彼女


"泣かない"



そう、胸に決めて。







「優太〜!またなぁ〜!!」


「頑張れよ〜!!」



「さよなら〜!」







優太の仲間が思い思いに叫ぶ中、あたしは優太の乗る電車が見えなくなるまで笑顔で手を振った。








"大丈夫。運命なんだから"






そう、大丈夫。



2日間の彼女、だけじゃない。



ずっと、優太の彼女なんだから……。









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