無口な王子様
そう思うと、私の心は軽くなった。
私の可能性は何か分からないけど、いつかきっと見つかる。
何か見つかった時には努力をすればいい。
そうすれば、何でも出来てくるもんなんだ。
傍らに置いた紙袋に入った、慶太の服がそれを証明してくれている。
以前の私なら、やる前から諦めていただろう。
また一つ、慶太に感謝する事が増えた。
感きわまって、慶太を抱き締めたい衝動に駆られたけれど、亜由美の手前そうもいかない。
私は、パウンドケーキを頬張ってその感情をグッと堪えた。
私の可能性は何か分からないけど、いつかきっと見つかる。
何か見つかった時には努力をすればいい。
そうすれば、何でも出来てくるもんなんだ。
傍らに置いた紙袋に入った、慶太の服がそれを証明してくれている。
以前の私なら、やる前から諦めていただろう。
また一つ、慶太に感謝する事が増えた。
感きわまって、慶太を抱き締めたい衝動に駆られたけれど、亜由美の手前そうもいかない。
私は、パウンドケーキを頬張ってその感情をグッと堪えた。