無口な王子様
そうこうしていると、時計はもう約束の時間に近づいていた。
私は、少し急いで用意を済ませると、紙袋を手に外に出た。
今日は、昨日の曇り空とはいっぺんして青く晴れた素晴らしい天気だった。
やっぱり夜には雪が降ったらしく、道路の日の当たらないところにうっすらと雪が残っていた。
晴れていても、気温はそんなに上がっていないようで白い息が空に吸い込まれていく。
冬の空気は、何故か澄んで綺麗なような気がして大好きだ。
私は、深呼吸をして通いなれた道を歩いていった。
ソワレまでほんの5分ほどだけど、このあたりは木が多くて季節の変化を感じれるから飽きる事はない。
春になれば、もう少し先の桜が満開になるだろう。
その時は、また皆でお花見をしなきゃ。もちろん慶太も連れて、一緒にお弁当を食べたいな。
そんな事を提案したら、また亜由美がお弁当作ろうって騒ぐかもしれない。
それもそれで、また楽しそうだ。
私は、少し急いで用意を済ませると、紙袋を手に外に出た。
今日は、昨日の曇り空とはいっぺんして青く晴れた素晴らしい天気だった。
やっぱり夜には雪が降ったらしく、道路の日の当たらないところにうっすらと雪が残っていた。
晴れていても、気温はそんなに上がっていないようで白い息が空に吸い込まれていく。
冬の空気は、何故か澄んで綺麗なような気がして大好きだ。
私は、深呼吸をして通いなれた道を歩いていった。
ソワレまでほんの5分ほどだけど、このあたりは木が多くて季節の変化を感じれるから飽きる事はない。
春になれば、もう少し先の桜が満開になるだろう。
その時は、また皆でお花見をしなきゃ。もちろん慶太も連れて、一緒にお弁当を食べたいな。
そんな事を提案したら、また亜由美がお弁当作ろうって騒ぐかもしれない。
それもそれで、また楽しそうだ。