無口な王子様
『凛ちゃんへ
驚いたでしょう?ごめんなさいね。
私は、もうあなた達に会う事は出来ません。
分かっていたことなのに言い出せず、申し訳なく思っています。
初めて会ったときの凛ちゃんは、自分に自信が持てなくて、いつも戸惑ったような顔をしていましたね。
でも、この頃はとてもいい顔をしていますよ。
凛ちゃんが変わっていくのを見ていると、なおさら自分の運命を悔やみました。
この先の凛ちゃんが見れないんですものね。
でも、私は信じています。
きっと、凛ちゃんが誰よりも心の優しい強い女性になると。
将来の凛ちゃんの姿が私には、はっきりと見えています。
決して絶望しないで下さい。
前に言ったように、凛ちゃんには幸せになる権利があります。
まっすぐ前を見て、何事にも動じず、自分の道を切り開いてください。
これが、私からのお願いです。
そして、慶太の事をよろしくお願いします。
私は、もう慶太に会う事も叶いません。
だから、凛ちゃんに慶太を引き取ってもらいたく思います。
これは、私と慶太からのお願いです。
唐突なお願いですが、凛ちゃんが承諾してくれる事を願っています。
長々と書いてしまいましたが、これからも私はあなた達を見守っていますよ。
だからどうか悲しまないで下さい。
あなた達のこれからを、一番近くで見ています。 』
驚いたでしょう?ごめんなさいね。
私は、もうあなた達に会う事は出来ません。
分かっていたことなのに言い出せず、申し訳なく思っています。
初めて会ったときの凛ちゃんは、自分に自信が持てなくて、いつも戸惑ったような顔をしていましたね。
でも、この頃はとてもいい顔をしていますよ。
凛ちゃんが変わっていくのを見ていると、なおさら自分の運命を悔やみました。
この先の凛ちゃんが見れないんですものね。
でも、私は信じています。
きっと、凛ちゃんが誰よりも心の優しい強い女性になると。
将来の凛ちゃんの姿が私には、はっきりと見えています。
決して絶望しないで下さい。
前に言ったように、凛ちゃんには幸せになる権利があります。
まっすぐ前を見て、何事にも動じず、自分の道を切り開いてください。
これが、私からのお願いです。
そして、慶太の事をよろしくお願いします。
私は、もう慶太に会う事も叶いません。
だから、凛ちゃんに慶太を引き取ってもらいたく思います。
これは、私と慶太からのお願いです。
唐突なお願いですが、凛ちゃんが承諾してくれる事を願っています。
長々と書いてしまいましたが、これからも私はあなた達を見守っていますよ。
だからどうか悲しまないで下さい。
あなた達のこれからを、一番近くで見ています。 』