無口な王子様
明日への扉
翌日、私は嫌々ながら学校に向かった。
昨日の帰り際に、
「明日学校休んだら負けだよ。」
と、亜由美にしつこく言われているのもある。
実際は負けてもいいと思っていた。
というか、どっちにしろ、亜由美を盾にした私の負けは確定している。
でも、休んだところで事態は何も変わらない。私は登校することに決めた。
大勢の波に乗って校門をくぐって下駄箱に向かう。
亜弥と恭子に限ってそんな事はしないと思っていたけど、ちゃんと上履きがあってホッとした。
上履きに履き替えると、3階まで階段を上がる。
途中、数人のクラスメイトと挨拶を交わした。
昨日の現場に居合わせた子もいたけど、お互いに何もなかったようなふりをした。
昨日の帰り際に、
「明日学校休んだら負けだよ。」
と、亜由美にしつこく言われているのもある。
実際は負けてもいいと思っていた。
というか、どっちにしろ、亜由美を盾にした私の負けは確定している。
でも、休んだところで事態は何も変わらない。私は登校することに決めた。
大勢の波に乗って校門をくぐって下駄箱に向かう。
亜弥と恭子に限ってそんな事はしないと思っていたけど、ちゃんと上履きがあってホッとした。
上履きに履き替えると、3階まで階段を上がる。
途中、数人のクラスメイトと挨拶を交わした。
昨日の現場に居合わせた子もいたけど、お互いに何もなかったようなふりをした。