キミと一緒
「涼香っっ何してんの??」
「美紀ちゃん…」
ミキ
涼香の親友で理解者だ。
セミロングの黒髪をなびかせて涼香のもとへ駆け寄ってくる。
冷や汗が出てケータイを握り締めていた涼香の姿を見て美紀が青ざめる。
「また…あいつなの」
黙ったままコクンと涼香が頷いた。
「許せない…!!」
「美紀ちゃん落ち着いてっっ」
涼香がなだめながら、近くの喫茶店に入る。
はたから見れば、茶色の髪の大人しそうな美少女と黒髪の気の強そうな美少女が仲良く喫茶店に入るようにしか見えないだろう。
「いらっしゃいませー」
店員のお姉さんが笑顔で迎えてくれる。
バンッッ
「ねぇ、木ノ下と何で別れないの??」
「…怖いの」
「でも、前に進もうとしなきゃ何も変わらないよ?!」
「わかってるよ!!でも…」
「わかってんなら別れなよっっ」
興奮状態になっている美紀には何も通じないようだ。
PIPIPIPIPIPI~♪
「誰??」
「…………」
「木ノ下か…」
そう美紀は呟くと、涼香からケータイを取り上げた。
「あ!!」
PI
「もしもし」
顔を強張らせて美紀と光のやり取りを涼香は見つめる。
「はぁ?!男なんかいる訳…」
光がキレたらしく、美紀も怒り出す。
「もーいい!!」
PI
乱暴に通話終了ボタンを押して、涼香にケータイを手渡す。
「美紀ちゃん…」
ミキ
涼香の親友で理解者だ。
セミロングの黒髪をなびかせて涼香のもとへ駆け寄ってくる。
冷や汗が出てケータイを握り締めていた涼香の姿を見て美紀が青ざめる。
「また…あいつなの」
黙ったままコクンと涼香が頷いた。
「許せない…!!」
「美紀ちゃん落ち着いてっっ」
涼香がなだめながら、近くの喫茶店に入る。
はたから見れば、茶色の髪の大人しそうな美少女と黒髪の気の強そうな美少女が仲良く喫茶店に入るようにしか見えないだろう。
「いらっしゃいませー」
店員のお姉さんが笑顔で迎えてくれる。
バンッッ
「ねぇ、木ノ下と何で別れないの??」
「…怖いの」
「でも、前に進もうとしなきゃ何も変わらないよ?!」
「わかってるよ!!でも…」
「わかってんなら別れなよっっ」
興奮状態になっている美紀には何も通じないようだ。
PIPIPIPIPIPI~♪
「誰??」
「…………」
「木ノ下か…」
そう美紀は呟くと、涼香からケータイを取り上げた。
「あ!!」
PI
「もしもし」
顔を強張らせて美紀と光のやり取りを涼香は見つめる。
「はぁ?!男なんかいる訳…」
光がキレたらしく、美紀も怒り出す。
「もーいい!!」
PI
乱暴に通話終了ボタンを押して、涼香にケータイを手渡す。