ペアリングに愛をこめて
自宅に戻ったアタシは、真っ先にバッグを放り投げ、ベッドにダイブした。
「あー・・・疲れた」
今日はちょっといろいろありすぎた。
ハルが植物状態になっていることを知り、
拓哉に告白されて付き合うことになった。
一つの希望と、一つの絶望。
希望と絶望はいつも隣合わせ。
絶望があっての希望。
そんな世の中なんて大嫌い。
その世の中でのうのうと生きてる自分も大嫌い。
そんな事を考えながらアタシは眠りについた。