ペアリングに愛をこめて
「ハル…アタシ生きていけないよ…ハルがいないと……」
ハルに必死に訴えかけるアタシに、拓哉が近寄ってくる。
「理世…俺の話、聞いてくれないか?」
「………」
拓哉の口がゆっくり動きだした。
「ハル、さぁ…2,3カ月くらい理世と会わなかっただろ?」
「うん…なんで知ってるの?」
「いや…俺、全部ハルから聞いてたんだ……」
何…何を?
ハルは何を伝えたの?
聞きたい…聞かなきゃ
「聞かせて…その話」