ペアリングに愛をこめて
「俺、理世のことセフレとか関係なく好きになったんだ。本気だから・・・俺と付き合ってくれない?」
そんな・・・無理だよ。
だってハルが好きなんだもん。
「ごめん。アタシさっきも言ったけど好きな人いるし、それにアタシ達・・・セフレでしょ?」
え・・・今アタシなんて・・・?
ハッとした。
セフレだから-----って、ハルと同じじゃん。
「と・・・とにかく無理なの!ごめんね!」
目頭が熱くなり、ラブホをとびだす。
トモはアタシを追ってこなかった。