ペアリングに愛をこめて
アタシは今まで自分の身体を売った金で生活してた。
けどそれも、ハルを好きになってからはやめた。
他にバイトしてるわけでもないから、お金は減っていく一方・・・
しばらくは生活できてたけど、今はもう限界。
「・・・やるしかないか」
とは言ってみても今まで普通のバイトなんてしたことない。
高校中退してすぐアタシを売った。
「やりたくないなぁ・・・」
けどお金ないし・・・
「よし・・・やろう」
ごめんねハル。
ハルを好きなアタシがこんなことしちゃいけないんだけど、ハルのためなの。
その日の夜、アタシはまたネオン街に真っ黒の羽を広げ、羽ばたいた。