ペアリングに愛をこめて

突然のことでパニックになってるアタシに、拓哉さんはゆっくりとした口調で話しだした。



「理世ちゃん。ハルは死んでないよ?ほら、ハルの心臓、動いてるでしょ?」



ハルに繋がれている心電図に目をやると、確かにハルの心臓は動いていた。



「じゃあ、寝てるだけ・・・?」



わずかな希望をたくし、拓哉さんに尋ねる。







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