Secret Heart




「陽菜、気持ち悪いで。」




はい?


なんか今
スゴい侮辱された気がするんだけど…




『なんだとー!
乙女に対して失礼だ。』





「ちょっと2人とも静かに。」




気持ち悪いと言われて、ムカついたあたしが瑛司と取っ組み合っていると、けいすけ先輩が止めに入った。




さすが、大人だなぁ。



瑛司とは大違い!







「それで話の続きなんだけど…

陽菜ちゃん、陸人の事好き?」




突然の、驚きの質問。



少し戸惑いはしたけど

あたしの答えは決まってる。





『好きです。…大好きです!』



揺らぎそうだったあたしの心に直接言い聞かせるように



けいすけ先輩を真っ直ぐに見据える。





< 133 / 177 >

この作品をシェア

pagetop