Secret Heart
『ど、どどうしたんですか?』
「あー、カットバンもらいにきたんだけど…。」
なんだ…
ビックリしたなぁ。
それよりさっきの、
見られてないかな…
かなりの挙動不審ぶりで、初会話なのに恥ずかしい姿を見せてしまったこと後悔する。
1人でしゃべって、変なやつだとか思われてなきゃいいけど。
『はい、どうぞ。』
「ん、さんきゅ。」
ゴミ山からやっとの思いでカットバンを探しだし、すかさず手当てすると、悩殺スマイルのお礼がかえってきた。
『い、いえ。マネージャーですから当然です。』
あたし、まともに返事できてるかな?
先輩が側にいるだけで、冷静ではいられなくなる。
あたしもうこんなに
先輩にはまってる。