Secret Heart
そのあとすぐに先輩は戻って来たけど、他の部員が準備を終えて出てきてしまったから
“サキちゃん”
について、先輩に聞くことは出来なかった。
いや、そうでなくてもきっと怖くて聞くことは出来なかったと思う…
―――……
不安を抱えたままいつも通り部活こなし、をもう少しで時刻は8時を回ろうとしている。
決戦の時間です!
あの時の気持ちのモヤモヤは、今も胸にしこりのように残っている。
だけど…
悩んだってしょうがない。
あたしは、あたしに出来ることをやるだけだもん。