Secret Heart
「よく言ったね
さすがあたしの子。」
『ちょ…凜ちゃん
あたしいつから凜ちゃんの子になったの?』
凜ちゃんがあたしを抱きしめて頬をすり付けてくるから、あたしは必死で逃げる。
『もうっ…
凜ちゃん力強いんだからっ。』
やっと凜ちゃんが解放してくれた頃には、あたしは酸欠状態。
…し、死ぬかと思った。
「ごめんごめん。
陽菜が決心してくれて、嬉しかったからさ。」
こんな風に、喜びも悲しみも解り合える友達って
そう簡単に現れないと思う。
これからも、凜ちゃんと一緒頑張っていきたい。
『凜ちゃん
あたし、頑張るからね。
ぜったい告白する!』
「うん。
あたしはいつでも、陽菜の味方だから。」