Secret Heart
「無理してない?
つらくなったら、いつでも私んとこ来なよ。」
そう言って凜ちゃんは、優しく頭を撫でてくれる。
それがあまりにも心地よくて…
『凜ちゃん、彼氏みたい。』
「それ…
誉められてんのか貶されてんのか分かんないんだけど。」
凜ちゃんは喜んでるのか悲しんでるのか微妙な反応。
『誉めてるよー。
彼氏みたいに大好きってことだよ!』
あたしのこと理解してくれて
一緒にバカ騒ぎしてくれて
泣きたい時は側にいてくれる…
あたしは
そんな凜ちゃんが、大好き。
日頃の感謝の気持ちをこめてあたしは、凜ちゃんに思いっきり抱きつく。
「私も大好きだよ。」
凛ちゃんも同じくらい力強く、抱きしめてくれた。