Secret Heart



「そやでー。
俺のこと頼りにしてるってことやん。」



瑛司はなにやら誇らしげだ。



なんであたしが、瑛司を頼りにしなきゃいけないのよ…





そんなことより



『なんで凛ちゃんまで瑛司に味方するの!?』



この2人がタッグを組んだら、あたしにはもう勝ち目なしだ。



『ふんだ!
あたしトイレ行ってくる。』



あたしを無視して、瑛司と2人で盛り上がってる凜ちゃん。



分が悪くなったあたしは、ふて腐れてトイレに行く事にした。







最近ではクラスが同じということもあり、あたしと凛ちゃんと瑛司の3人で過ごす時間が多くなった。



凛ちゃんにいじられてばかりだったというのに、それに瑛司まで加わってしまって…



あたしの立場ないじゃん!!




っていうのが今の日常です。





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