『契約彼女』
「いや、駅前からタクシー拾うから

そんな掛からないで行けると思う。

何か欲しいものある?」


「んー、チョコチップのアイス!」

こんな時間に食べたら太るだろう?

思ったけど言うのは止めておいた。

「解った、買ってくよ。」

携帯をポケットにしまう。


今日はきちんと確認してから

ドアを開けられるだろうか。

そんなことに微笑みながら

走り去る街灯を眺めてみる。


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