『契約彼女』
「あ、おかえりぃ。」

「おかえりじゃないから。

トウヤ、ハナ連れて帰るけどいい?」

「出来ればそうして。」

いつものことのように笑う。


「ごめん、割り分締めのトータルから

出しといて貰ってもいい?

潰れちゃったからお詫びで。」


「解った。

たらふく飲んでおくよ。」

ミズキが答える。

あたしは手を振る。


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