『契約彼女』
しかも裏ワザ使ってるから

30分煮込んだだけでも味が染みて

時間をかけて煮込んだみたいになるし。

この時間ででこんなに何品も作れたらねぇ。

煮物は止められない。


「うん、わりと平気。

今日は仕事終わるの早かったの?」

ソファーからケイスケが尋ねる。


鞄にはいつも本とか

仕事の書類が入ってるのに、

ご飯前は開くことなく

こうやって会話をしてくれる。


< 22 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop