『契約彼女』
「うん、今このまま入る。」

あたしはそう答えたけど

3分後にはどうしてこんな狭い中に

2人で居るんだろうと笑えて来た。


「狭いね。」

「まぁ、温泉とは違うからね。」

ケイスケを背もたれに肩まで浸かる。


「何かあった?」

「んー、別に。

経理課のお姉様に嫌み言われたくらい。」

今日の例の出来事。

「それは怖いね。」

くつくつとケイスケが笑う。


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